インプラント治療とは？

インプラント治療のメリット

• 噛む力は天然歯の8割ほどまで回復できます。固いものを噛むことも可能になります。
• ブリッジと異なり、隣の歯を削る必要がありません。
• 見た目が自然で美しい。
• 耐久性に優れ、半永久的に使える（定期メンテナンスが必要）
• 味覚が低下せず固いものも噛めるため、食事を楽しめる。
• 口の中の不快感がない。

インプラント治療のデメリット

• インプラントを顎の骨に埋めこむ手術が必要。
• 全身の疾患がある場合には治療ができない場合がある。
• インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診が必要である。
• 保険外診療のため高価なほか、手術の難易度、埋入本数等により必要な費用が変わります。

インプラントと入れ歯の違い

健康な歯が硬い食べ物でも思いっきり噛めるのは、歯の土台が強固だからです。
歯がぐらぐらしている状態では噛む力が弱まるのは、容易に想像できることでしょう。

入れ歯やブリッジでは噛む力が出せないのも同じ理由からです。
歯根(歯肉の中で骨に埋まっている部分)の機能を取り戻す治療ではないので、
噛み締めても土台が無いため十分な噛む力を発揮できません。

とりわけ総入れ歯の場合は、深刻です。
天然歯であれば、通常1本の奥歯の噛む力は約60〜80�sと言われていますが
総入れ歯の場合、どれだけきちんと作った入れ歯であっても、
約20�sも出せれば十分だとされています。
つまり、総入れ歯では硬いものは、ほとんど噛むことができないのです。

時々、ムリを承知で強引に噛もうとするとする方もいますが、これは効果がないばかりか、とても危険です。
歯肉の損傷を起こしやすくなり、繰り返すと次第に痛みも激しくなります。
それどころか歯肉に深い傷ができ、慢性的に刺激が加えられる状況では癌化する可能性もあるのです。
その点、人工歯根を骨に埋め込むインプラント治療は歯の根っこの部分まで治療するため
天然歯と同じようにしっかりと噛むことができるわけです。
もちろん、歯肉の損傷の危険性もありません。